啓蟄、紅梅が満開。
まもなく暖かい春がやってくるが、桜が咲く頃もひんやりしている。
毎年の花便りにうきうきする。
明石市二見町の御厨神社の境内には、紅白の梅が咲き誇る。
その一角に大相撲の「元 大関琴奨菊関」が植えた桃の木がある。
残念ながら手入れが行き届いていないようで成長に不安がある。
樹木のように そのまま平幕に降下したのも残念の極み。
2022年には部屋の親方になっている。
平安時代の貴族・菅原道真は、
平安京朝廷内での藤原時平との政争に敗れて
遠く大宰府へ左遷されることとなった延喜元年(901年)、
屋敷内の庭木のうち、日頃からとりわけ愛でてきた梅の木・
桜の木・松の木との別れを惜しんだ。
その時、梅の木に語りかけるように詠んだ歌がある。
東風吹かば にほひをこせよ 梅の花
主なしとて 春を忘るな