旅人になりたい

鹿児島の西日本最南端の西大山駅で開聞岳を見、宮崎青島の黄色いポストへ絵葉書を投函した思い出から始まる。

鹿児島/おおすみ弥五郎伝説の里

★鹿児島鹿屋市から宮崎日南海岸

 

 

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鹿屋市から北上すると、道の駅・おおすみ弥五郎伝説の里がある。

「農土家市」という大特産品直売施設では、

さすがに農家をイメージする鶏、黒豚、和牛が出迎えてくれる。

黒豚料理が食べられるレストランもある。

f:id:tabibitokun:20180502175341j:plain 曽於市大隅町岩川6134-1

 

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弥五郎伝説の里

小高い丘に建つ弥五郎の銅像がシンボルとなっている。

高さが15mもあるので圧倒されてしまう。

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弥五郎どんの巨人伝説?

昔むかし、宮崎の南の方に「弥五郎どん」という人がいました。

弥五郎どんは、それはそれは大きい人で、山に腰かけて

海でざんぶざんぶと顔を洗ったくらいでした。

弥五郎どんが歩くとその足あとが谷になったり池になったりもしました。

弥五郎どんはとてもやさしい人でした。

ある日、大雨がふって、川の土手がこわれてしまったときのことです。

村人が「弥五郎どん。近くの川の土手がくずれたので、どうか直してください」

とお願いすると、弥五郎どんは「よし分かった」

と言って、山の上から大きな岩をひょいと持ち上げると、

土手のくずれたところにポンと置き、あっというまに直してしまいました。

弥五郎どんはいたずらも大好きでした。

ある時、大きな岩で川の水をせき止めて、

「おれのわらじを百足作ってくれたら、岩を取ってやってもいい」と言いました。

村人は「また、弥五郎どんの無理なわがまま言いが始まった」と笑っていました。

また、ある時は「山に登って、かみなりさまをかき混(ま)ぜて、

二度と鳴らんようにしてくれる」と言い、

これには村人たちもびっくりしてしまいました。

このように村人たちは、弥五郎どんから助けられたり、

いたずらされたり、おどろかされたりしながら、

おたがいに仲良くくらしたということです。

 

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