旅人になりたい

鹿児島の西日本最南端の西大山駅で開聞岳を見、宮崎青島の黄色いポストへ絵葉書を投函した思い出から始まる。

修理後の姫路城はなぜ眩い白さ

 

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写真では、左側に2棟ある小天守が黒く汚れている。
 まだ漆喰修理は行われていない状態なので黒く見える。
 白い漆喰にカビが生えているから屋根まで黒く見えている。
右側の大天守が平成の修理以後の姫路城(眩しいほど真っ白)

 

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姫路城の別名は「白鷺城」

冗談で「白すぎ城」と言う人もいるが、これが姫路城の本来の姿。
姫路城は木材を白漆喰で塗り固め、耐久性を高めている。
(防水・防弾・防火のある漆喰を壁・屋根・天守閣に使用している)
屋根目地(瓦の継ぎ目)にも白漆喰を塗っているため、屋根も白く見える。

昭和39年(1964年)の「昭和の大修理」で約50年過ぎて、
平成21年(2009年)に「国宝姫路城大天守保存修理工事」着工。
平成27年 (2015年)   の3月に竣工し、27日にグランドオープン。

 

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漆喰とは?
瓦や石材の接着や目地の充填、壁の上塗りなどに使われる、
水酸化カルシウム消石灰)を主成分とした建材です。
漆喰の中でも顔料(着色に用いる粉末)を
混ぜずに用いる白い漆喰のことを「白漆喰」という。

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姫路城の始まりは
1346年の赤松貞範による築城とする説が有力で、
『姫路城史』や姫路市では、この説を採っている。
一方で赤松氏時代のものは、砦や館のような小規模なもので、
城郭に相当する規模の構築物としては、
戦国時代後期に西播磨地域で勢力を持っていた小寺氏の居城がある。