旅人になりたい

宮崎・青島海岸の黄色いポストに絵葉書を投函した思い出。あの時の旅の記憶を辿るブログです。

忠臣蔵の赤穂でござる

赤穂へは何度も訪れているが、行く度に新しい発見がある。

その日は12月14日で「赤穂義士祭」パレードの日だった。

朝から赤穂城へのメイン通りは超満員の人出。

 

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JR赤穂駅前では観光客に甘酒を振舞っている。

寒い朝だったので嬉しいおもてなし。

ほっと暖まってから、赤穂高校の皆さんと記念撮影。

なんだろう、演劇部だったりして。

 

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お猿の大道芸も華を添える

47人が吉良邸へ討ち入った12月14日は、

赤穂赤穂市民上げてのお祝い日となっている。

吉良方にとっては、嫌みな祭りだろうと思うが。

 

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パレードは、映画俳優の中村梅雀さん扮する大石内蔵助が、

山鹿流陣太鼓を打ちながら城下を練り歩いた。

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子供行列

 

JR播州赤穂駅前までの約1.5kmの道中は、

大名行列、義士行列、義士娘こし道中、元禄義士踊りなど、

忠臣蔵名場面の山車などが5時間かけて行進した。

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時折冷たい風が首筋を舐めるが、

元禄時代に戻ったようで、見応えのあるパレードだった。

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大石内蔵助役は、毎回、人気俳優陣が登場する。

西郷輝彦マツケンさん、高橋英樹等がやっている。

人気俳優が歩くと祭りがピリッと締まる。

女優の富司純子さんも参加されたことがある。

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終盤は意気揚々と芝高輪泉岳寺へと向かう四十七義士の義士行列。

f:id:tabibitokun:20200706164806j:plain 沿道の観客のかけ声がにぎやか。

f:id:tabibitokun:20200706164909j:plain 次々と出し物が・・

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赤穂城へのメイン通りは露店が並び、

美味しいものを見つけて食べ歩きできる。

 

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赤穂・相生・室津など海岸線に牡蠣の本場が並ぶが、

赤穂の牡蠣は特に食べ頃。露店を冷やかしながら歩くのもまた面白い。

他にも武道大会、盆栽展、バザーなども行われていたようだ。

 

有名な赤穂の塩で作る塩味饅頭は全国へのお土産に、

赤穂の海で穫れる蠣の味も絶品だ。

 

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朝に法要があった花岳寺へ参拝して義士に手を合わせる。

 

 

忠臣蔵という名前で語り継がれているが、

事件の発端は討ち入りの1年半前、元禄14年3月14日午前11時頃のこと。

浅野内匠頭長矩が、江戸城・松の廊下で吉良上野介義央に斬りかかる。

浅野内匠頭は皇室の使者を迎える準備に携わっていたが、

その時、要領を得ず、吉良上野介の不興を買って馬鹿にされたため、

発作的にこのような愚行に及んだと言われている。

 

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f:id:tabibitokun:20200706162017j:plain 城内歩き大石神社へも参拝した。

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神社前で義士47人の像が迎えてくれる。堀部安兵衛らの像が目についた。

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大石内蔵助

 

正門は何百年の重い歴史がある。

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大東亜戦争(太平洋戦争)で神戸が空襲にあい、

焼け残った門を急遽赤穂へ移動させて建立したという。

楠 正成公を祀る湊川神社の正門が蘇った姿を写真に収めてきた。

 

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神社内では、討ち入り当時の資料が集められ興味深い。

吉良上野介を討ち取った時の小刀などが飾ってあった。

 

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境内には 一文字流しという祈願のコーナーがある。

一番困ってる事柄の頭文字を書いて、汲み溜めた水に流す。

病という文字を紙に書いて、念仏を唱えるあいだに

誰にも見られずに紙は溶けていく。面白い趣向だ。

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私は滅多にお参りしない、迷信も信じないが、なぜかすがってみた。

その願い事とは、以前のように少しでもお酒が飲めるように回復したい。

大石神社はどんな祈願もできるらしい。

本来、願い事は目的によって、どこどこ神社と決まってるのだが。

太っ腹は観光客を呼び込む手段が増えたと言うべきかな。

 

今までは 神社仏閣に興味を持たず、何気なく眺めていたが、

読んだり聞いたりしていると、知識が身につくね。

★大石神社は、JR赤穂駅から南へ徒歩15分くらい

 

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★討ち入りの夜の状態

浪士たちは表門と裏門の二手に分かれて吉良邸に侵入した。

上野介は物陰に隠れているところを発見され、討ち取られる。

吉良邸は不意を付かれたためほとんど無抵抗の状態で、

赤穂の討ち入り側には、一人の死者も出ていない。

まさに計画は用意周到だったわけだ。

そろいの羽織を着て堀部安兵衛宅に集まって向かったなどという話や

合い言葉「山」「川」を使った、という話はあるが、

実際は怪しまれないように、みんなばらばらの衣装で、

江戸市内の数カ所に分散して集合してから、

なるべく、ばらばらに吉良邸をめざしたようだ。

内蔵助ら数人の武士は、火消装束を着ていたともいう。

これは、夜中に町を歩いていて見とがめられたときに

「火の用心の夜回りをしている」と答えるたと言われている。

討ち取った後、泉岳寺の浅野家の墓の前に上野介の首を捧げ、焼香。

この時、内蔵助は寺坂吉右衛門に密命を与え、立ち去らせ、

残りの46名の浪士が自首して出たとのこと。

映画やドラマで知る事と、真実に近い話で、歴史は面白いと思う。

 

★討ち入り参加者47名。

大石内蔵助良雄  吉田忠左衛門兼亮  原惣右衛門元辰  片岡源五右衛門高房 間瀬久太夫正明  小野寺十内秀和   大石主税良金   礒貝十郎左衛門正久

堀部弥兵衛金丸  近松勘六行重    富森助右衛門   潮田又之丞高教

堀部安兵衛武庸  赤埴源蔵重賢    奥田孫太夫重盛  矢田五郎右衛門助武 大石瀬左衛門信清  早水藤左衛門満堯  間喜兵衛光延  中村勘助正辰

菅谷半之丞政利  不破数右衛門正種  千馬三郎兵衛光忠  木村岡右衛門貞行 岡野金右衛門包秀  吉田沢右衛門兼定 貝賀弥左衛門友信  大高源五忠雄

岡島八十右衛門常樹  武林唯七隆重  倉橋伝助武幸  村松喜兵衛秀直

杉野十平次次房  勝田新左衛門武堯  前原伊助宗房  間瀬孫九郎正辰

小野寺幸右衛門秀富  間十次郎光興  奥田貞右衛門行高  矢頭右衛門七教兼 村松三太夫高直  神崎与五郎則休  茅野和助常成  横川勘平宗利

間新六光風  三村次郎左衛門包常  寺坂吉右衛門信行

 

★後日、映画、忠臣蔵 四十七人の刺客東宝)を見た。

市川昆監督独特の迫力ある映像に魅了されてしまった。

この映像は、真実に近い吉良屋敷の建築設定だ。

毎年のように忠臣蔵を見ているが、こんな演出は初めて見た。

豪華な顔ぶれの映画で、特に高倉健大石内蔵助)がいいね。

 

 

2017-12-19 の思い出話