鞆の浦の鯛網漁
鞆の浦に約380年も伝わる伝統漁法・鯛網を見るためです。
これは鞆の浦の初夏の風物詩となっている。
鯛は産卵のため、波穏やかな鞆の浦沖へとやってくる。
江戸時代初期までは陸地よりの地引網漁法だったが、
現在は船での網漁になり、観光船から漁の全てが見られる。
出漁前に、航海の安全と大漁を願う樽太鼓と大漁節が浜中に響く
網船の準備が整った
弁財天の使い・乙姫が大漁祈願の舞を踊りながら船を漕ぎ出そう
小さな船で弁天島の弁財天に祈願して出漁する。
観光客は予約しておいた観光船に乗りダイナミックな漁を見守る。
観覧料(鞆から仙酔島への渡船料を含む)
大人(高校生以上)2,800円/小・中学生1,400円
海上と浜には、縁起の良い琴の楽曲(春の海)などが流れていた。
船から網が投げられ、古式そのままに網がしぼられている。
鯛が追い込まれているんだろうな、なかなかの見ごたえだった。
漁が終わり鯛が売りに出される。
大振りで新鮮な鯛は飛ぶように無くなった。
★ほかにも見どころが多い鞆の浦
幕府から命を狙われていた龍馬が滞在していた桝屋清右衛門宅。
幕末の”いろは丸事件”のときに偽名をつかって屋根裏部屋に潜んでいたらしい。
いろは丸展示館は、幕末の”いろは丸事件”を紹介している資料館。
江戸時代末期、瀬戸内海で海運業を営んでいた坂本龍馬らが乗った「いろは丸」が、
紀州藩の軍艦と衝突し沈没してしまった”いろは丸事件”。
館内では原寸70%の大パノラマで再現された「いろは丸」を展示し、
いまも瀬戸内海に沈む「いろは丸」から引き上げられた遺品を紹介している。
鞆の浦の西側、後山の中腹にある「医王寺」は、真言宗の歴史ある古寺。
境内からさらに高台へ583段もの階段を登ると「太子殿」があり、
そこから眺める鞆湾の全景は素晴らしい。
鞆の浦のシンボル「常夜燈」は、映画やドラマにもたびたび登場する観光スポット。
船の出入りを誘導する灯台として、古くは「燈籠塔(とうろどう)」と呼ばれ
親しまれてきた。
今も夜にはぼんやりと明かりが灯り、ロマンティックに港を照らしている。
★宿泊は、一流ホテル「欧風亭」にある屋上展望露天風呂と料理が良かった。
夏なら花火や、手の届きそうな満天の星が楽しめる。
2020年(令和2年)は新型コロナウイルス問題が発生し、
鯛網漁は中止になったようだ。
暫くは旅行できないなぁ・・