姫路城主・黒田官兵衛について
2014年1月から放送されたNHKの大河ドラマ・黒田官兵衛とは。
官兵衛はドラマに登場することが少ない人物で知名度はそれほど高くない。
地元民として嬉しい事であり誇りに思う。
★ちなみに国宝・姫路城は改修中であり、2年後の2015.4.9に完成予定。
祖父の代に姫路に辿り着いた。
父・職隆は地元の大名・小寺氏に仕官し家老として重用されていた。
22歳にして、結婚と同時に家督を継ぎ小寺家家老の座に着く。
織田信長の将来性をいち早く見抜き、
羽柴秀吉には弟同然と呼ばれるほどに信頼される。
主君・小寺藤兵衛が織田家を裏切った際には、
説得しようとして罠に落ち、1年以上、牢に幽閉される。
★このくだりは司馬遼太郎の「播磨灘物語」を読むと詳しくわかる。
出獄後は小寺家と縁を切り、秀吉の軍師となる。
秀吉の天下取りを演出しながら、天下統一が近づく中、
秀吉から「次の天下を狙う男」として警戒されていることを知るや
44歳の若さで家督を息子・長政に譲り、あっさり隠居する。
その後は、剃髪し如水(じょすい)と名乗るようになる。
★ここからは黒田如水という本を読むのがベスト。
関が原の戦いの際には、領地である豊前(大分県)中津にあって、
牢人兵を率い九州を席巻、最後の大勝負に出るが、
息子・長政の活躍で関が原が半日で終わり天下は夢に終わる。
戦の後は全ての恩賞を断り、長政に与えられた筑前国(福岡県)福岡で
静かな最後を送り、59歳の生涯を閉じる。